クルド人のデマ情報に踊る? 埼玉県民を攻撃する朝日記者ー「デジタル虚構」と印象操作

石井孝明
ジャーナリスト

私は埼玉県南部、特に川口市に集住する在日クルド人と現地日本人住民とのトラブルの問題を昨年5月から報じた。そこで、おかしなことがある。日本のメディアと一部の人がこの問題で「助けてほしい」と声を上げる埼玉県民や普通の日本人を「差別だ」「デマだ」と攻撃するのだ。

(写真1)メディアが、一般人を情報で傷つける(ゲッティイ・イメージより)

そのようなことをした朝日新聞記者たちの異様な行動をこの記事でバラし、「普通の」日本人に、警戒を呼び掛けたい。

愚かな埼玉県民がトルコ人のイタズラに踊った?

朝日新聞は「「みる・きく・はなす」はいま」という連載特集で4月30日に「(増幅の先に:1)越境した憎悪、拡散瞬く間 在日クルド人装い、1人で180件投稿」という記事を掲載した。(広げたくないので、朝日新聞の記事はリンクしない。)この特集は、1987年5月3日に起きた朝日新聞阪神支局襲撃事件の慰霊をかね、日本の言論状況を毎年、記事にしたものだが、今年は次のようなおかしな記事だった。(写真2)

(写真2)問題になった朝日記事

記事の内容は以下の通りだ。

  • クルド人へのネットの差別やヘイト(憎悪行為)が拡散している。7ヶ月前にSNSのX上でクルド人と称するアカウントが「私たちはゲストではなくホスト。公用語はクルド語であるべきだ」と言った。日本人はその言葉に怒った。
  • それを書き込んだのはトルコ在住のトルコ人だ。朝日新聞の取材に「日本人は無邪気だからなんでも信じる」と答えた。その他にも韓国にいるトルコ人やイラン在住のクルド人が書き込んでいた。
  • Xのフォロワー17万人の石井孝明(私)が最初にクルド人問題を取り上げたと自分で言っている。この人物はクルド人団体に訴えられた。
  • ジャーナリストの安田浩一(この人は「しばき隊」という変な暴力集団と行動している)が私の発言に続けて「クルド人の脅威がつくられた」とコメント。
  • 川口市の食品店の女性がクルド人問題は「空想の世界の話みたい。私にとっては、今、目の前にある日常が現実」という言葉で、記事を終える。

この記事は事実を並べたぶつ切りの構成で読みにくい。しかし全体を読み終えると、「クルド人問題は一部の人の扇動でデジタル空間で作られた妄想だ」「愚かな埼玉県民がトルコ人のイタズラに踊らされた」という印象が残る内容になっている。

問題の本質は「不法滞在外国人による埼玉県民への人権侵害」

この記事は「現実の」クルド人問題に苦しむ埼玉県民の批判を集めた。デタラメな内容だ。

実は私はこの記事に登場するトルコ人らに7ヶ月前にたどり着いている。クルド人のふりをした行動が怪しく、日本人が騒いだと喜んでいたので「喜んでいない、問題を混乱させるのはやめろ」と、X上と直接メッセージが送れるDM(ダイレクトメッセージ機能)で、叱りつけるような抗議をした。この人は「トルコ人です。ごめんなさい」と日本語で送ってきた。記事に出る韓国に逃れたトルコ人とも、やりとりをしていた。

そして、この事実を私はXで公表して、日本人側に反応することをやめるように呼び掛けていた。そもそも、これは1日で終了した騒動で大した影響はなかった。反応した日本人も少ないだろう。

そして私はその後、この情報を削除した。私は在日クルド人らしい人々に、Xでまとわりつかれ、監視、中傷されている。そのクルド人らが、「トルコ人がクルド人のふりをして騒いだ」と喚いた。利用されるのを避けるためだ。そして韓国に逃れたトルコ人は、複雑なトルコの政治状況の中で現在迫害を受けているグループ「ギュレン派」の可能性があり、その人の安全を考えたためだ。そうした配慮も朝日新聞はしていない。

そもそも埼玉のクルド人問題は、埼玉県民とこの問題を憂う人々によって現実に基づいて議論されている。トルコ人の一回のイタズラで動くような問題ではない。

そして問題の本筋は「不法滞在のトルコ国籍のクルド人の多くの生活態度が悪いために、埼玉県民が迷惑をしている」ということだ。私はその本筋を、埼玉県民に寄り添い、伝え続けてきた。この記事は明らかに間違えている。

情報はクルド人から?

この記事の執筆陣にいる朝日新聞の篠健一郎記者は4月中旬になっても、クルド人からの情報をXで呼びかけていた。クルド人問題を全然知らない。そんな人が、これらのトルコ人にたどり着いたのは不思議だ。

おそらく朝日新聞の記者は在日クルド人から情報をもらい、そこからたどった可能性が高い。この仮説が正しければ大スキャンダルだろう。犯罪者も含む集団から、情報をもらって日本人を攻撃しているためだ。

前述のように私の投稿を一部クルド人らは協力日本人の手を借りて、細かく記録しているらしい。また在日クルド人のXのアカウントからは篠記者とやりとりしているらしいことをつぶやいている人がいた。

後述の記事では、テロ組織と関係があるとトルコ政府が認定したクルド人から朝日新聞はコメントを取っていた。また川口市でれいわ新選組から市議選に立候補をしようとした同党関係者が、朝日記者らに取材を受けたとバラらしていた。朝日の記者たちは、被害者で問題の中心である埼玉県民の声を集めることはなく、奇妙な周辺の人たちに熱心に取材をしているらしい。

朝日新聞の記者らが、クルド人の工作や怪しい日本人の情報に自発的に乗っている可能性がある。

記者石井への人権侵害

そして、この記事では私が登場する。そこで不快なことがあった。4月初頭に朝日新聞の二階堂友紀記者から取材があった。「どのような取材ですか」と聞くと「クルド人差別です。篠記者と訪問したい」と返事が返ってきた。そのために「差別などクルド人問題にありません。私は差別などしたことはありません。お断りします」と返事をした。

すると、この二階堂記者は「埼玉の在日クルド人に差別や攻撃 県外からも電話「SNSで見た」」(リンクせず)という記事を4月20日に書いた。内容は、川口市民、埼玉県民の苦境を取材せず、クルド人が差別されていると一方的に述べる記事だった。もし私が取材に応じたら、記事の趣旨に合うように言葉を切り取られ「差別主義者」と印象操作をされただろう。

そして、この記事にはクルド人C・Wと日本クルド文化協会が登場していた。この人とこの組織はトルコ政府によってテロ組織PKK(クルド労働者党)関係者として、昨年11月に資産凍結措置を受けている。そして2つは私にスラップ訴訟を仕掛けた原告の一人だ。朝日新聞は、テロ関係者(トルコ政府による)と組織を記事に登場させ、言い分を掲載した。テロを支援するのだろうか。

さらに二階堂記者は、前述の特集のために再び私に取材を申し込んだ。また断ると今度は「断ったメールを記事にする」と通告してきた。これは無礼で異様な行動だ。プライバシー権は、現代の考えでは「自分の情報をコントロールする」ことが含まれる。当然、この二階堂記者の行為は、私のプライバシー権を侵害するもので、朝日新聞記者による人権侵害である。

私は朝日新聞の広報部と社会部長と二階堂記者に抗議メールをした。その後で、この文章なら載せてもいいと、メールを送った。

「私はクルド人の排斥などしていません。川口市民、日本人は差別などほとんどしていません。この問題は差別とか共生の議論以前の話であって、クルド人の迷惑行為、違法行為で川口市民が苦しんでいるのに、メディアが伝えず、一般の人々が声を上げていることにすぎません」

この文章は前述の特集記事に一部使われた。読者はこの有料記事を、金を払って読む必要はない。この記事は文章の流れが悪く、読みにくい。おそらく、校了直前で私が猛抗議をしたので、一部書き直されて、このようになったのかもしれない。

私がこうした事情をバラすと、この記事は批判を集め、いわゆる「炎上」をした。そして朝日新聞が読者に送る無料メルマガでは、この記事は「お勧め」にはなっていなかった。読者の批判と私の抗議が届いたのかもしれない。

私は二階堂氏ら朝日新聞記者たちの、問題の本筋をわからないニュース感覚のずれ、記者として、そして社会人としてのレベルの低さに唖然とした。取材もしないで記事のストーリーを脳内で作り、それに現実を当てはめていくようだ。

朝日新聞への逆取材

ちなみにこの二階堂記者は、自民党の杉田水脈衆議院議員のLGBTをめぐる(多くの人にとってはどうでもいい小さな)発言で、同議員につきまとって批判記事を書いた。その際に、「私はレズビアンなのであなたの発言は許さない」と発言したという。(杉田議員の証言

また二階堂記者は、文春によれば、経済安全保障で担当の男性役人をマンションに泊まらせて、そこでスクープ記事を取っていた。本人たちは「親密な」関係を否定しているが、その役人は更迭され、おそらく経産省を退職した。それなのに本人は記者を続けている。自民党の故人だが有力政治家の親族らしい。

他人のプライバシーを明かすことを私は好きではない。しかし埼玉県民や私の人権や生活をなんとも思わず、自分の想像で作った現実をばらす。自分が弱者のふりをしているのに、現実では弱者に寄り添わない。こんな態度が見えて、この人物にうんざりした。そのために、ここで紹介する。

そして私はこの記事について、二階堂友紀記者に逆取材をした。この記事で、クルド人から情報をもらっているのかという質問だ。(写真3)

(写真3)朝日新聞二階堂記者への逆取材

広報部に回された。そして回答はいいかげんなもので、適切に答えていなかった。それどころか朝日の広報部は、私を二階堂記者を攻撃していると批判した。(写真4)

(写真4)朝日新聞広報部からの回答

このように既存メディアには偏向報道を聞いても、自分たちのおかしさを認めない。それどころか真実を言う人を批判する態度を示す。これは不気味でおかしい。一方的に情報を編集し、問題を歪めている。

怒りの声をあげ、メディアの動きを牽制しよう

このようにクルド人報道では日本のメディアは、問題解決ではなく、混乱を生じさせ、犯罪者である外国人を擁護するような異様な行動をしている。最近静かだった朝日新聞も、やはりおかしかった。この傾向をメディアは改めそうにない。倫理観のおかしな人、そしてニュース感覚がずれている人たちが作っている。治療するのは無理だろう。

しかし真実は消えることはない。おかしいことをおかしいといい、抗議の声をあげれば、少しは修正させる、メディアの方が萎縮する現実が生まれるかもしれない。そしてやがて真実の方が重みを増すだろう。この朝日新聞の記事では、彼らのデマ拡散を抑制することに、部分的だが私は成功したように思う。

「西欧の自死」(東洋経済)と言う英国の保守系ジャーナリストの著作によれば、1990年代、西欧では、メディアとリベラル系人権派が移民政策、外国人問題を取り上げた人を、黙殺、もしくは「差別だ」と糾弾した。その結果、社会で声を上げる人がいなくなった。それが移民増大の一因となり、現時点の移民、外国人による大混乱を招いているという。同じことを2024年の日本で繰り返してはならない。

クルド人問題でおかしいと声を上げる埼玉県民と「普通の」日本人を攻撃するメディアを、逆に批判して活動を萎縮させていかなければならないだろう。

石井孝明
経済記者 with ENERGY運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com

2 件のコメント

  1. 韓国は 夜郎自大の 超大国 より:

    昔朝日の編集局の体質を「アカとしか言いようがない」と評した人がいましたが この新聞を始めとする左翼勢力の当該問題での狙いは

    「文化習慣が大きく異なり日本の常識が通じない雑多な国籍の外国人、先進国移住となれば幾らでも飛びついてくる途上国人をその質を問うことなく日本へ大量に定住させれば、同質的で保守傾向が強い日本社会及び日本人の連帯性や団結力を分解させ、国家主義・民族主義といった自分達が忌み嫌うものを否応なく弱体化させる事が出来る。乱暴粗略なクルド人はブロックバスターとして歓迎で、後続の展開のために要擁護。」

    にあるとしか考えられませんね

    何がヘイトだレイシズムだよ 本当卑劣です

  2. 尹・龍虎 より:

    私もこの活動に参加しましたが、勝手に顔写真を貼られて誹謗中傷を受けてますね。差別主義者だと。差別など行ってませんよ。不法入国者は国外追放が国際常識で有る事、日本に来て犯罪を犯すな。日本のルールに従えと言っただけですけどもね。

コメントを残す

YouTube

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

最近のコメント

過去の記事