難民？在日クルド人の実像（1）大使館乱闘を仕掛けた疑い

記事の背景-埼玉県でのクルド人によるトラブル

埼玉県に集住するトルコ系クルド人の一部による住民への迷惑行為や違法行為、集団の孤立が深刻になっている。在日クルド人社会に詳しい人の話を聞けた。誰も伝えない情報であるために、ここで紹介する。（全4回）
「（1）大使館乱闘を仕掛けた疑い」
「（2）原爆写真で日本人をからかう 」
「（3）無教育状態の子供を救え」
「（4）多くの違法行為疑惑、摘発方法は？」
証言者は、「在日クルド人は日本への敬意も遵法意識も少ない人が多く共生は無理」という考えだ。

証言者の安全を考え素性、国籍、性別、取材言語はすべて隠す。またそれらを推察できる表現は変えた。記事の信頼性は落ちるが、それよりも情報源の秘匿を優先する。

また私には在日クルド人を攻撃、差別する意図はない。報道の目的は、日本人、埼玉県民の安寧と幸せを確保するために、クルド人など外国人居住者との向き合い方を考えるための情報を、主な読者である日本国民に提供することである。私はクルド人を含めた外国人と日本人の共生を望んでおり、この人と考えは違う。

この在日クルド社会に起きている日本での孤立と日本への憎しみの蔓延は、過去に在日韓国人・朝鮮人の間で発生し、今後移民が増える日本の外国人コミュニティで似たことが起きるだろう。今後の外国人と向き合うために、参考となる情報だ。

川口市議会では、29日に「一部外国人による犯罪取り締まりの強化を求める意見書」が採択され、違法外国人の取り締まりを、埼玉県知事、同県警、内閣総理大臣、国家公安委員長に、正式に要請することになった。（「埼玉県川口市、外国人の迷惑・不法行為是正に自民党動く」）問題が解決に向かうことを願う。

トルコ大使館前の騒乱はクルド人側の策略か？

―質問（記者石井）在日クルド人は、どのような人たちでしょうか。

答（証言者）日本人と異質の発想をする人で、分かりあうことは難しいでしょう。一例を示しましょう。 2015年に東京渋谷区のトルコ大使館前で、同国の国会議員選挙の在外投票の際に、トルコ人とクルド人が乱闘をしました。私の調査では、クルド人側が挑発をして、この事件を起こしました。

「トルコ人により暴力を受ける自分達クルド人を日本のメディアに報道させ、日本の世論が味方すれば難民申請に有利に働く」。クルド人側の首謀者は、こんな短絡的な思考をしていました。

日本の皆さんは、事件の映像を通信社やテレビなどが流したことをおかしいと思いませんか。クルド人側が事前に情報を流したから撮影できたのです。彼らはテロ組織PKKの旗を、トルコ国民の前に掲げました。怒るのも当然です。

（記者注）この証言者はその後、複数のクルド人の実名と証拠を出した。真相は不明だが、一方の意見として紹介する。私は現場にいたトルコ人から、クルド人側がPKKの旗を掲げ、「もっと死んでしまえ」など、トルコ人を侮辱する言葉を発して挑発したと聞いている。ちなみに、私はクルド人の有力者とされる２人に２回取材、面談を申し込まれたが、いずれもすっぽかされている。確認ができないために、詳細や首謀者はここでは書かない。

―映像での暴力を見て、多くの日本人はクルド人を怖がりました。

大乱闘になったこと、そして日本人の厳しい反応は、クルド人には予想外だったようです。またトルコの治安当局は優秀で、在日クルド人を監視しています。クルド人側の動きを察知し、日本の警察に警備出動を要請していたようです。

この結果のため、クルド人のリーダーたちは自分たちの行動を反省し、少し行儀が良くなりました。ただ別のクルド人グループが、2020年に日本でもBLM運動を起こそうとした日本の極左と一緒に騒ぎを起こしました。車道で警察を煽り差別されているような動画を同乗者と周辺にいた仲間に撮らせ拡散し、デモを東京の渋谷警察署前で行いました。デモが自分たちに有利になると、クルド人は思い込んで行動したようです。同じような短絡的な思考です。そして同じように、多くの日本人は怒りました。

こうした行動から在日クルド人の3つの思考パターンが分かるでしょう。第一に日本人の常識外の短絡的で変な思考をすること。第二に秩序を大切にするなどの日本人の心情を全く理解していないこと。第三に日本の法律を遵守する気が全くなく、自分の都合で勝手に動くこと。一部のクルド人は、トルコでもそうした短絡的な思考に基づく行動をします。トルコでさえ共生できていません。ですから日本での共生は夢物語です。

トルコは差別政策をしていない

―彼らは帰国したらトルコ政府に迫害され、命の危険があると主張しています。

嘘です（笑）。トルコはクルド人の差別政策をしていません。ただしトルコ政府は、テロ組織PKK（クルド労働者党）に対する取り締まりを近年強化し、軍事活動も行なっています。それでクルド人が住みづらい点はあるでしょうが、日本政府が認めるべき難民とは思えません。

トルコは多民族国家です。人口の2割弱、1500万人がクルド人です。また左派のHDP（国民民主主義党）の系列政党であるクルド系政党YSP（緑の左派党）は6月の総選挙で60人程度、トルコ国会の約1割の議席を獲得しています。 差別などありません。

またクルド人はエルドアン大統領への批判一色ではありません。政権与党のAKP（公正発展党）に多くのクルド人が参加し、現政権の公共投資でクルド人が多く住む東部は大きく発展しました。

そしてトルコはEU加盟を目指し、欧州基準に社会・司法制度を1990年代に作り直しています。それまでのクルド人同化政策を取りやめ、死刑も廃止しています。PKK指導者のテロリストのオジャランでさえ、死刑にならずに無期懲役で今も獄中で生きています。

石井さん（記者）が、日本で今年、在外投票に行くクルド人難民の姿をSNSで伝えたところ、「どこが政治難民か」と、日本で騒ぎになりましたよね。クルド人にも投票を認めていることは、トルコ政府の政策の公正さを示すものです。

以下のツイートは野党YSPの政治家が、在日クルド人の主な出身地であるカフラマンマラシ県のマヒカン地区での選挙運動の映像を示したものです。政府に政治活動が妨害されていないことが分かるでしょう。

（ツイッター）

#Mahkanlı köyünde halkımızın inancını ve coşkusunu gördük. Şüphesiz onlarla güçlüyüz ve hep birlikte değiştireceğiz. Çünkü çözüm 3’üncü yolda,umudumuz Yeşil Sol’da. #Antep #YeşilSolParti #dîsaem pic.twitter.com/Nzo0tRCxmR

— Murat Sarısaç (@muratsarisac) May 1, 2023

政治難民という在日クルド人の嘘を日本の皆さんが信じたり、広げたりすると、トルコと日本の友好関係を壊しかねません。

貧しい地域に住む、だから日本が魅力的に

―なぜ彼らは日本に来るのでしょうか。

出稼ぎです。出身地を言うとトルコ南東部のガジアンテップ県とカフラマンマラシ県のいくつかの僻地の村の出身で、それが全体の6－7割でしょう。ここの主要産業は羊飼いなどの牧畜、農業で貧しい地域です。

1990年代からこの地域の成人男子が入れ替わり来日し、そこで稼いだ金で車を買う、家を建てるなど、派手な生活をしました。それを見た地域のクルド人誰もが、日本に行きたがるようになりました。大半は日本に関心がなく、また政治活動もしておらず、お金のために来日します。

彼らはトルコのパスポートで来日します。トルコと日本は相互に90日間の滞在に限り査証免除で入国できます。滞在期限中にクルド人の経営の会社で働き、滞在期間が切れると帰国して再来日する、難民申請をする、違法滞在するなどの形で残り続けます。今年6月に、難民の審査や滞在を厳格にする方向に、入管法が改正されましたが、これまでは何度も難民申請をして、再申請中は居残れました。

日本人と結婚するなどして合法的に居住するクルド人もいます。合法の在留資格を持つ人が、一族の解体業の名義上の経営者になる例が多いです。男性単身で来日し、その後にトルコから妻子を呼び寄せます。独身男性であれば結婚をしたがります。偽装結婚をする者もいます。

在日クルド人は日本人に加え、さまざまな国籍の外国人と日本で結婚しています。もちろん幸せな結婚もありますが、離婚が高い確率であります。日本人妻は、お金の援助を要求され、親族の面倒の負担が多く、離婚後にクルド人を憎む人が多いようです。

ただし2015年ごろから少し状況が変わりました。上記の地域の近くのトルコ人、クルド人が関係を頼って来ました。また宗教的に珍しい、イスラムで異端とされるアレビィー派のクルド人が来ています。ただ彼らはクルド人と大きな文化的違いはありません。また、この地域のクルド人は、宗教的に熱意がある人は少ないです。

厳しい生活だが、解体業で稼ぐ手段を持つ

−なぜ彼らは合法的に入国し、就業する道を選ばないのですか。また、なぜ生活できるのですか。

自称難民で働く方法が楽だからです。合法的就労には手続きに手間がかかります。また就業には、日本語学習が必要です。彼らは日本語を学ばない、読み書きできないので、許可がなかなか得られません。

また彼らは小学校も満足に出ていない人が多いのです。高卒以上でないと日本語学校への留学ビザも下りないため、正規での入国ルートが閉ざされています。難民申請すれば、そうした学習の必要はないし、語学学校への費用を払う必要がありません。

彼らは1990年代から日本にいます。解体業、産廃業、ケバブを中心にした飲食業、中古車輸出業で、少し金を稼げる人たちが出始めました。こうした人たちが、血族を中心に呼び寄せ、日本の基準では、安い賃金で彼らを働かせています。

解体業は個人事業主も含めると180程度あるとされます。難民を働かせているので、安い価格で解体を引き受け、経営層はかなり儲けるようになりました。その経営に問題があることは後ほど説明します。

在日クルド人は2000人とされますが、実数はもっと多いでしょう。さらに2023年2月のトルコ南東部の地震のために、この地域の住民1000人ほどが避難と称して、埼玉に来ました。数千人まで数の増えたクルド人はなかなか減らせないでしょう。在日クルド人問題は解決まで長い時間のかかる問題です。

劣悪な住環境、それでも日本での生活を希望

―収入実態はどの程度なのでしょうか。

解体業では、多くの人は日当1万−2万円、月収は20−30万円程度です。ただし日雇い扱いで、無保険であり、税金の徴収は、曖昧になっている例が多いようです。仮放免者（不法滞在と認定されたが入管施設に収容されない人）は、原則働けないはずですが、親族の会社で解体業をして報酬をもらっています。週5−6日、早朝に現場に向かい、夕方には仕事が終わります。夜は暇なのでうろうろしています。

日本では肉体労働で、この報酬で家族が暮らすのはきついでしょう。また住環境は、日本人の感覚ではかなり悪いです。ゴミ出しや騒音などでクルド人は評判が悪いので、トラブルを恐れて良い物件を日本人はなかなか貸しません。2Kほどのアパートに、男だけで十人近くとか、複数世帯で住むなどしています。

それでも彼らは、日本に来たがります。無学の人が多いので、本国で高収入の仕事に就くのは難しいのです。またトルコは今、インフレと通貨暴落に苦しんでいます。彼らの主な仕事である羊飼い、農業、肉体労働では、トルコでの月収は日本円換算で世帯で5万円ほどでしょう。

在日クルド人の大半は、日本の健康保険に未加入で、病気の時には大変です。しかし医療体制の質の高さ、また50万円の出産一時金など各種の公的な補助を利用できるため、日本での出産や、高齢の親を呼び寄せるなどのことをします。クルド人は多産の傾向があり、このままでは日本生まれが増え、コミュニティは膨らんでしまいます。

彼らにとって、日本人は外国人に親切だし、政府がお金を大盤振る舞いしてくれます。夢の国です。それなのに好き勝手をしていいと勘違いする変な人たちがいるのです。

「（2）原爆写真で日本人をからかう」に続く。

石井孝明

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