7月4日クルド人乱闘、ナイフ犯罪の逮捕者6人が保釈の情報(追加情報19日・主犯格ら2人再逮捕の模様)

石井孝明
ジャーナリスト
(写真1)埼玉県川口市安行原の事件現場の写真。普通の日本人民家の軒先だ。血の跡が残っていた(筆者撮影、7月6日)

7月4日にクルド人同士が女性がらみで争いになり2人の重症者が出た事件で、関係筋によると、これまで逮捕された6人全員が検察により保釈されたとの情報が17日午後8時時点で出ている。ナイフを使った傷害事件を起こした外国人が、拘束されずに住んでいる川口市に放たれることになり、治安上、大変危険であろう。

在日クルド人はSNSが異様に好きだが、逮捕者の一人が川口市内でフェイスブックの場所のチェックインを17日夜にしていた。彼らが川口市内にいることは確からしい。加害者側のベリ・バリバイのフェイスブック。ちなみにバリバイ一族は被害者、加害者双方にいる。在日クルド人の中でも、トラブルを頻繁に起こすことで警戒されている。それなのに、NHKは彼らを悲劇の主人公にしたドキュメンタリーを制作・放送したらしい。こんなことも取材でつかめないNHKの記者の質を疑う。

(写真2)NHKの番組の紹介

ただし、警察・検察などの行政当局に、私のようなフリーランスの記者は、こういう細かな問題は対応してもらえない。既存の記者クラブ記者の取材、またさいたま地検の広報が待たれる。ちなみに、保釈とは起訴後に保釈金などを払って拘束を解かれること。被告側の申請によって、検察の意見を踏まえて裁判所が決定する。逮捕後に処分を保留したまま検察の判断によって、釈放される場合もある。保釈という言葉が伝えられているが実際に起訴されたかは、17日夜時点で不明。外国人犯罪は不起訴になり、強制送還される例が多い。それによる日本人の検察や司法制度への不信が広がっているが、今回の容疑者らがそのような判断になるかはわからない。こうした態度が外国人による犯罪を助長している可能性がある。

私は経済問題を扱ってきた記者で恥ずかしながら刑事事件に詳しくないが、凶悪で悪質な障害事件で、このような対応は珍しいのではないか。通常は保釈されるにしても、初公判の後が多いと思う。凶悪な犯罪者の場合は、公判中も拘留を続けるはずだ。(このような事件の場合の処罰の相場観、保釈の関係を、ご存じの専門家などは教えていただくと幸いだ。)

この事件は、7月4日夜、クルド人同士が女性をめぐる争いで、川口市安行原(あんぎょうはら)でナイフを持ち出して争いになった。争いを仕掛けた側の5人、当初被害者の1人とされた男の合計6人が16日までに逮捕されていた。逮捕者には住所不定・無職という人間がいた。なんでナイフを持ち歩く住所不定・無職の外国人が川口に住めるのか。

被害者側1人(36)は重症となった。同日、重症者が搬送された川口市立医療センターには、両者の一族のクルド人が合計で100人ほど押しかけて暴力沙汰になり、また一部クルド人が病院内に侵入しようとしたため、埼玉県警と機動隊が出動。この際に公務執行妨害で2人が逮捕されている。この2人の法的な処分は不明。

この混乱で、この夜、地域中各病院で救急救命に対応する同病院の機能が、5時間半止まってしまった。重症者は16日時点では2人とも退院している。

(追加情報18日朝)この事件の逮捕者は、同時ではないので、県警の広報はいくつかに分かれ全容は把握しづらい。被害者グループの1人で反撃で刺した男は先月時点で逮捕後に処分保留で釈放されていた。

(追加情報19日)関係筋によると、逮捕された6人のうち、加害者グループは5人、反撃して相手に傷を負わせた被害者が1人逮捕された。そのうち、襲撃主犯の男は8月16日に再逮捕され、加害グループのもう1人も再逮捕されているという。その他は不明だが、1人が市内にいることが確認されている。また被害者で逮捕された1人は処分保留により釈放されたようだ。残りの市内に出ているクルド人は起訴による保釈らしい。しかし犯罪者が川口市にいることは問題だろう。

重症者は被害者グループ2名、加害者グループ1名。被害者2人は体に後遺症が残っているが命は取り留めた。主犯格の男は、勾留中に仮放免中の就労を認める「特定活動を認めるビザ」(通称「難民ビザ」)が切れるという。私が外国人犯罪、刑事事件のことは詳しくないが、処分があいまいなまま、強制送還で日本の処罰を受けない結末にならないだろうか。そんなことをしたら、クルド人になめられるだけだ。

また関係筋によると、クルド人は一族で動くが、この事件で加害者と被害者の双方の一族に怒りが残り、事件に関わった人物らへの報復の懸念はあるという。また関係者が国外に逃亡している模様だ。そういう状況で、一部を保釈し野に放つことは、騒乱を川口に起こす懸念がある。これだけ騒ぎになったのだから埼玉県警とさいたま地検は、事件の早期解明、そして全容と処分内容を詳細に明らかにしなければならない。川口市民の不安払拭と、クルド人・外国人に法秩序を守らせるために。(追加情報終わり)

(写真3)4日の騒乱では、警察に加えて、埼玉県警機動隊も出動した。当日夜の川口市民医療センターの状況(川口市民提供)

石井孝明
経済記者 with ENERGY運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com

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