クルド系テロ組織PKK関係団体が、埼玉県で祭り開催へ-県が認める恐怖

埼玉県南部に集住するトルコ系クルド人が県営公園で民族の祭り「ネウロズ」（ネロウズとも）を開催することを、埼玉県外郭団体の埼玉県公園緑地協会が認めた。3月5日に同単体が開催団体に認め、通知したという。

公園協会はプライバシー保護を理由に、開催日（3月20日ごろと思われる）、場所（県立秋ヶ瀬公園（さいたま市）と思われる）、主催者（前回までは日本クルド文化協会（川口市））を明らかにしていない。しかし、この祭りはこれまで、テロ組織PKKとの関係が疑われている。実施させることは、テロ団体の県内への活動を埼玉県が容認することになる。埼玉県民の安全と安心へ、県と同協会の配慮が乏しく、非常に危険だ。私石井孝明がこの情報をネット上で初めて伝えたところ、県民を中心に批判と不安が広がっている。

テロ団体PKKが堂々と埼玉県で活動

この祭りでは前年まで、クルド系テロ組織PKK（クルド労働者党）の旗、テロ指導者で現在トルコで無期懲役で服役中のオジャランの写真が掲げられ、「トルコ兵殺害を讃える歌」が流されていた。毎年一回行われるが、前回まではクルド人団体の日本クルド文化協会が主催していた。

この団体の幹部らは、クルド人による埼玉県民への迷惑行為を報道したジャーナリストである私にネットや口頭で「トルコのスパイ」「デマ」などと、中傷を繰り返している。非常に危険な集団である。

同協会幹部らは、私の取材にこうした旗の存在を、「独立を望む私たちの心情的な支援に過ぎない。テロ組織と関係ない」と説明していた。しかし、トルコ政府は昨年11月に日本クルド文化協会とクルド赤新月社（川口市）の2団体、そして在日クルド人6人に対して、PKKに資金提供をしているとして、資産凍結措置を行なっている。同団体はこの決定に対して「関係ない」と言い張るのみで、会計資料などを示していない。関係ないという主張は嘘の可能性が高い。

PKKは共産主義主張とトルコからの分離独立を主張し、1980年代から活動。飲料水に毒を入れる、トルコ語教育を行う教師を累計100人以上を殺害するなど、残虐な行為で知られる。これまでの累計死者数は40000人になる。この組織の旗が日本である埼玉県でこれまではためいてきた。（写真1）

おかしな埼玉県公園協会

こうした動きや日本のネウロズの怪しさを、日本のメディアは無知のためか、意図的なものか、ほとんど伝えてこなかった。それどころか「難民たちの異国情緒あふれる祭り」と賛美していた。異常な動きだ。

この祭りについて埼玉県民、在日トルコ人、そして私の報道などで、昨年から批判が広がっていた。埼玉県と公園協会は昨秋に使用を認めない意向だったが急に1月に申請を受理し、今回の決定になった。

協会総務部は今回の決定について、「批判は承知している。利用者のプライバシー保護と人権配慮で詳細は言えない。公園利用規定は政治活動を禁止していない」としている。

同団体は、23年夏に、施設での水着撮影会に細かな規制をかけて、批判と配慮不足を指摘されたことがある。県民の関心がある問題を広報せず、このような決定をすることは、異様で理解に苦しむ。

そしてこれを伝える埼玉新聞は、小さい記事で報じたのみ。ネットには情報を公開していない。同新聞は、日本人の外国人による犯罪被害を伝えず、外国人寄りの報道を繰り返している。今回も、その異様な報道姿勢が示されることになった。

テロ組織の支援を日本が行う？

私は今からでも中止させるべきと考える。クルド人が祭りをしたければ、私有地で自由にすればよい。しかし、テロ集団を賛美するイベントを、埼玉県が公営施設で行うことを認めるのは異様だ。埼玉県が水着を規制するのに、テロリストの活動を放置するのは、滑稽さを伴う恐ろしい状況だ。これは日本の行政がテロを容認し、日本とトルコの外交関係を破壊することを意味する。

仮にこの祭りを実行する場合も、絶対にテロ組織の旗を持ち込ませたり、テロ賛美の歌を歌わせてはならない。

日本の行政は外国人管理政策で異様な行為ばかりを繰り返す。この気味悪い行動がまた繰り返されてしまった。

石井孝明
経済記者　with ENERGY運営
ツイッター：@ishiitakaaki
メール：ishii.takaaki1@gmail.com