埼玉県警、クルド人による女性拉致や危険運転を見逃した？-それでも応援

私は埼玉県に集住するクルド人や外国人の不法行為を取材しているが、奇妙なことがある。埼玉県警の動きが鈍いのだ。外国人が犯罪を犯しても、なかなか逮捕をされない。こうした警察の甘さが、在日外国人やクルド人の犯罪の増加を招いたと私は考えている。しかし頼りなくても、他に司法機関の代わりはない。私たち一般国民は、「埼玉県警がんばれ」と言い続けることしかできないのだ。

蕨駅前のクルド人の女性拉致騒動、警察は逮捕せず

2017年ごろ1−2週間続いた話だ。JR京浜東北線の蕨駅東口はパチンコ店などが並び、雰囲気が少し悪い場所だ。そして、そこでクルド人がたむろをし女性をナンパしている。その時は異様な状況だった。ナンパを通り越して、女性の「拉致」という犯罪が行われそうになっていた。女子高生や仕事帰りの女性がそこを通る19時から20時にかけて、中東系のクルド人が複数で女性に声をかけ、囲み、無理やり腕をつかむ、肩を抱く、近くの路地裏に泊まるワゴン車に連れ込もうとするという事例が続いた。ところが、メディアは報道せず、行政も沈黙していた。

これを問題視した埼玉県民の男性が、個人でこの場所をパトロールしていた。するとある夜、日本人女性の「きゃー」という悲鳴とともにクルド人と思われる中東系の男性が数人で女性を囲み、ワゴン車に連れ込もうとした。その男性はその車に突進した。すると数人の日本人も駆け寄ってきた。その際に警察手帳を、中東系の男たちに見せた。警察官と分かった。張り込んでいたのだろう。そしてその県民男性に「危ないからくるな」と怒鳴った。そのためにこの男性はその場を少し離れ、観察した。当然、クルド人たちが逮捕されると思った。

ところが、そのクルド人たちは大声で警官に怒鳴った後で、急にそのワゴン車に乗って走り去ったという。女性もいなくなり、警察官らしい人も去ってしまった。クルド人による悪質な行動、女性の人権侵害、犯罪被害があったのに、クルド人は逮捕されず、この事件は「なかったこと」になってしまった。メディアの記事も、警察の広報もその後なかった。

薬物取引疑惑も。クルド人犯罪への住民の恐怖

この男性は、その頃、駅前にたむろするクルド人が、白い紙袋をやりとりしているのも目撃したという。麻薬かもしれない。クルド人は主に解体業で働いているが、高級車を乗り回している。解体業だけで、あのような高級車を購入するのは難しい。犯罪に関与していると疑われるのは当然だ。

外国人による日本人女性を襲う事件は、表沙汰になっていないだけで、埼玉県に数多くあるのかもしれない。私は、クルド人らしい男性に絡まれ迷惑した女性の声を伝えた。彼女は「周囲の女性は被害に遭っており、女性への性犯罪が隠れているのではないか」と心配していた。（記事「クルド人問題、苦しむ埼玉県民の「生の声」-女性の恐怖体験（上）」）

その後は、蕨駅前ではナンパはあるが、ここまでの異様な行動は無くなった。今はこの場所に、パトロールや警察の巡回があるので、クルド人はたむろをしなくなった。ちなみに私は8月と9月の夜に2回この場所でナンパの写真を撮影しようと待ち伏せし、悪質なら女性を助けるために、クルド人とのトラブルを覚悟していた。ところが両日とも、クルド人はあまりいなかった。そもそも日本人女性がこの道を通っていなかった。住民に危険が知られているのだろう。状況は少し変わった。しかし住民の外国人への恐怖は残る。

クルド人の違法運転を「見えない」という警察官

この男性は警察の別の異様な行動も見た。2017年ごろのある日の夜、埼玉県川口市伊刈の、あるコンビニからワゴン車が高速で飛び出してきた。クルド人らしい男たちが、酒に酔ったのか大騒ぎをし、窓から体を乗り出しながら15人ぐらいが乗っていた。

近くで待ち伏せのために待機をしていた埼玉県警の警察官は、その危険運転をする車を見過ごした。そして、その後ろで一時停止をしなかった自動車を止めて事情を聞いた。

この人はその状況を見ていた。そして警察官に近寄って抗議をした。「なんでクルド人の車を見逃して、日本人を捕まえるんだ。おかしいじゃないか。あれを見ろ」と警官に言い、少し先を走っていたワゴン車を指差した。すると警官はその走り去る車に背を向けて、「そんなものは見えない」と話した。さらに抗議すると、その警察官は、「公務執行妨害で逮捕する可能性があるぞ」と怒鳴った。そこでその場を離れた。

実は別の複数の埼玉県民からも、埼玉県民はクルド人の違法運転の取り締まりに積極的ではないという話を聞く。現地では「クルドカー」という言葉もでき、住民はクルド人の車に恐怖感を抱いている。

ちなみに、その後、このコンビニの近くで、2021年10月に、クルド人の19歳の少年が69歳の日本人男性をひき逃げで死亡させて逃亡した。この少年は事故当時は運転免許不携帯だった。国外に逃亡のためと思われる手続きのために入管を訪れようとしたところを逮捕された。この近くのクルド人解体業者の息子で、どのような法的処分になったか、またどのような被害者救済が行われたかは不明だが、少年は今も日本にいるらしい。この時に、クルド人を検挙したら、その事故はなかったかもしれない。

この男性は「埼玉県警が、クルド人や外国人に甘すぎた。逮捕をなぜかしない。だから今、犯罪が広がってしまったのだ」と怒っている。

テロ関係組織とパトロール？トルコ人が笑う埼玉県警の行動

埼玉県警はクルド人、東京入管と一緒に、前述の蕨駅前でパトロールを11月4日夜に行った。クルド文化協会という川口市のクルド人団体とが中心になって、その提案に地元の武南署、川口署が参加したと聞く。クルド人の犯罪抑止に少しは役立つだろうが懸念はある。（産経新聞「報道陣も困惑「SNSは嘘やデマ多い」　川口のクルド人団体代表、合同パトロールで「強気発言」）

この団体はクルド人の不法行為が大騒ぎになるまで、何も対応をしなかった。さらに日本の政治家にクルド人のための政治工作をし、和田政宗参議院議員（自民党）との親密な写真を、その事務局長が公表している。またクルド人テロ組織のPKKの指導者の写真、旗を川口市内で掲げるなど、異様な行動をしている。（記事「和田参院議員にスキャンダル、クルド人の陰謀論に踊り埼玉県民を中傷」）

埼玉県警は、このような団体と一緒に行動して大丈夫だろうか。私はXで100人近いトルコ人のフォロワーがいる。あるトルコ人は「日本の警察はおかしい。クルド人のテロリストと一緒に治安を維持しようとしているのか」と驚く。別のトルコ人は「クルド人は、テロと犯罪のターゲットを探しているのだろう」と呆れていた。もちろんこの協会が、クルド人の犯罪やテロを支えているとは断言はしないが、支援をしている懸念がある。埼玉県警の行動は異様だ。性悪説に立ち、クルド人・外国人に厳しく対応するべきであろう。

（追伸・23年11月30日。懸念が現実になった。トルコ政府は23年11月27日に、国外のPKK関係組織の資産凍結を発表した。そこでこの日本クルド文化協会と在日クルド人6名をPKKに資金を流していたとして、トルコでの資産凍結措置を発表した。）

頼りなくても代わりがいない、がんばれ埼玉県警

埼玉県警の川口市、蕨市でのクルド人対策と思われるパトロールは増加している。しかしクルド人住宅地でのたむろ、騒音、ゴミ捨てなどのトラブルは大きく減っていないようだ。「黒いクラウン車両番号9999」など、一部の乗用車は深夜の暴走を繰り返し、インスタにその映像をあげている。そして産業廃棄物を過剰に搭載する「クルドカー」も消えない。一部の悪いクルド人は警察を舐めているのだろう。クルド人からも「私たちが告発しているのに、埼玉県警が悪いクルド人を捕まえないのは不思議だ」という発言を聞いた。

日本の治安を守る中心となるのは警察だ。埼玉県警は、これまでの異様な法適用のためらいをやめて、外国人犯罪を摘発してほしい。検察、入管もだ。目の前で埼玉県民が、外国人の不法行為に苦しんでいる。国民の安全を守るために、また私人間で争いが起きないように、こうした司法機関の公務員は、その国民から権力を与えられている。そして代わりはいないのだ。

その公務員らの活動を私たち一般国民は、頼りなくても応援せざるを得ない。外国人への厳格な法執行を求めていくしかない。

石井孝明
経済記者　with ENERGY運営
ツイッター：@ishiitakaaki
メール：ishii.takaaki1@gmail.com