和田参院議員にスキャンダル、クルド人の陰謀論に踊り埼玉県民を中傷

石井孝明
ジャーナリスト
(写真1)政治家の二枚舌にはうんざり。クルド人問題でも(iStockより)

「スパイ石井」の中傷、その後も続く

私は在日クルド人の一部によると埼玉県民とのトラブルを報道してきた。ところがクルド人と親しい和田政宗参議院議員(自民党、比例)が、今年8月から私を「外国政府と関係がある」「事実を伝えず混乱を助長させる」という中傷を、Xで続けている。つまり私はスパイで、クルド人を狙い撃ちに嫌がらせをする工作をしているというのだ。彼は名前を言わずに匂わす、子供のようないやらしい投稿を続ける。

私は和田議員への呆れを示した記事を一本書いた後に(「記者石井孝明は外国のスパイ?-和田参院議員登場の珍騒動(追加あり)」)、黙っていた。ところが、再び私を名指しで中傷した。その内容の異様さに唖然とした。

和田議員による騒ぎは、在日クルド人問題の解決に全く役に立たず、犯罪をするクルド人の利益にしかならない。馬鹿馬鹿しい。しかし私は自分に降りかかった火の粉は払わなければならない。事実を客観的に伝える。またクルド人、外国人問題で、一部政治家が異様な動きを示していることに国民に警告をする公益性も、記事に少しはあるだろう。無駄で、長い原稿だが、お付き合いいただきたい。

和田氏は、クルド人との親密さ、擁護政策、そして私への中傷を一般国民から批判され、10月中旬から1ヶ月にわたって、SNSで「炎上」を続けている。また現職国会議員にスパイ呼ばわりされ警察に言うと繰り返され、私は大変なストレスを受けている。当然、事実無根で私の人権侵害である。法的措置を検討しているので、読者の皆様には物心の支援をお願いする可能性がある。

この文章の結論は、以下の通りだ。これで事足りると思うが、結論の詳細をしりたい方は、話が長く込み入っていて恐縮だが以下の文章を読んでいただきたい。

  • 1・和田氏は、私の脅迫などの犯罪に関与したクルド人から情報をもらい、それを使って私を中傷した。クルド人と異様に親密な関係がある。
  • 2・和田氏は、私が外国と関係ある証拠と称するものを出したが、何も証明していない。それどころかクルド人・トルコの政治情勢に対しての和田氏の無知を証明するものだった。
  • 3・和田氏は、私を中核とするグループが、クルド人問題の解決を妨害しているとする。私は他人を妨害した事はないし、私に協力いただく多くの埼玉県民を中傷している。

和田氏の行為は国会議員として、強く批判され、その資格に疑問を持たれる内容だ。

「フェラーリ」クルド人の違法情報に踊る和田議員

和田政宗議員は突如、11月10日に以下の文章を出した。「クルド人問題を収めようと動いてきた人」を「攻撃する人」が「ある国から教示を受けていることについて、証拠の一部」という。この日本人Aは、私だ。以下の2つの問題がある。

(写真2)和田議員の11月10日の投稿

 

第一に、この情報の法律、倫理上の問題だ。

和田氏が文字起こしした音声とは私とクルド人の会話だ。

関わったと見られる2人のクルド人は犯罪に関係した疑いがある。そして私はこの情報を他人に漏らすことを認めていない。つまり不法行為(民法709条)と、私は認識している。また通信の秘密を犯す倫理上の問題がある。こうしたクルド人の問題行為によって得た情報を、和田議員は拡散している。別に隠す会話ではないが、国会議員として行為の正当性が問われる。スキャンダルであろう。

これはクルド人の解体業経営者Y・M氏と私の9月1日昼の会話だ。この人は難民申請をこれまで5回行い、「仮放免」、つまり日本での正規の滞在資格はなく、強制送還の準備中だが一時的にいられるという法的立場で日本にいる。妻名義で日本で会社を経営している。日本の法の不備をついて、日本に滞在している。

この人物は、フェラーリやクルーザーを運転している写真をインスタグラムに出した。それが拡散されて「難民なのに豪華な生活をしている」と批判を集めた。法律上認められない滞在状態なのに金を稼いだ金持ちのクルド人と、和田氏は懇意のようだ。私は、その関係を洗おうと和田氏の政治資金報告書を取り寄せて読んでいる。そして、このクルド人は私に怒りを向け、和田氏を利用したようだ。

(写真3)フェラーリやクルーザーに乗る、クルド人「自称難民」M氏。写真はぼかす。

私はクルド人に脅迫をされた。(「在日クルド人、報道する記者を脅迫-警察が介入」)脅迫者は私に危害を加える趣旨の電話をかけてきた。詳細は分からないが私のX上の投稿を、自分への批判と、日本語がよく分からないので勘違いしたようだ。その脅迫者は、携帯を教えたのがM氏だったと述べた。

M氏と私は会った事はないが、携帯電話で情報をやりとりしていた。ところが私の報道がクルド人を批判すると怒り出して、絶縁するとのメッセージが来た。その後にこの脅迫が起こった。私は警察に行く前に、このM氏にこの抗議の電話をかけた。

警察は、私の訴えに刑事事件として受理をしなかった。しかしこの脅迫者とM氏に私の眼前で電話をして、今後は監視をすること、これ以上の石井への行為は警察は事件として対応する可能性を伝えた。それ以来2人からの嫌がらせはない。ただM氏は私を憎んでいるのだろう。そのような人物の情報に和田氏は踊っている。

またクルド文化協会の事務局長であるW・C氏も、かつてチャンネル桜の今年9月21日の討論会「移民政策は日本を滅ぼす」で「石井はギュレン派(説明は後述)と繋がっている」と繰り返していた。そして「石井はトルコのスパイだ」と、各所で発言していると聞いた。

C氏はトルコからのクルド人国家の分離独立を主張している。これはトルコでは重罪だ。罪状は不明だがトルコの司法当局から起訴をされていると、この討論会で述べていた。そして和田氏と親密な関係を誇示して、和田氏の協力に感謝している。和田氏はここからも情報を得ている可能性が高い。

 

(写真4)クルド文化協会のW・C氏(右)と和田氏。W・C氏の公開したフェイスブック記事。現在は削除

つまり、和田氏は私への脅迫事件に関係した警察の監視対象であるM氏の提供した情報、さらにはトルコで起訴されたCからの情報を使って、日本人の私を攻撃している。二人とも、犯罪に関与していると日本とトルコの裁判所に認定される可能性がある。そうした人から得た情報を使う和田議員は、倫理上問題があるし、日本人ではなく「クルド人のために動いている」と批判されるべきだ。和田議員は、その関係を説明するべきである

M氏は、10月半ばに、自らのフェイスブックの映像で、「間もなくクルド人への攻撃は止まる。もう少し待てば、クルド人は日本にいられるようになる」とトルコ語で発言していたという。これは和田議員による私の攻撃、そして彼がクルド人ために使おうとしていた準難民制度が今年12月から始まることと関係しているかもしれない。

(写真5)和田政宗氏の2022年8月のXの投稿。準難民制度をクルド人に適用して入国を促す構想を示している。

トルコ、在日クルドの状況に無知な和田議員

第二に、このXのポストは、和田氏のトルコ、クルドの政治事情に無知であることを示している。

彼が引用した部分は知識がないと分からないだろうから説明する。和田氏の投稿は意味が不明だが、私がギュレン派というトルコの政治グループと関係があると言いたいようだ。

ギュレン派(=FETO、フェトフッラー・ギュレンのテロ組織、トルコ語の頭文字)は、トルコ国軍の2016年クーデターの黒幕とされるイスラム団体で、反政府組織である。私が「ある国から指示を受け」クルド人問題の解決を私が妨害していると和田氏はしている。ある国はトルコ政府以外、在日クルド人問題では考えられない。そうならば、それと対立する非政府組織のギュレン派と、私が協力しているというのは明らかにおかしい。この文章は当然、その証拠にはならない。

和田氏は、これ以外にも、あるネット放送で、在日クルド人の数を「1300人」といい、その宗教を「おそらくイスラム」と言ったという。在日クルド人の数は正確な数字は不明だが4000〜5000人だ。1300人とは住民登録者の数で、おそらく脱税と不法滞在の捜査妨害のために、在日クルド人は住民登録をしていない。そして宗教は南東部クルド人の場合には、イスラム教スンニ派だが、あまり宗教的に熱心ではない。和田氏は一連の発言で、トルコの政治状況、クルド人問題について全く無知であることを自ら示している。

先ほどのM氏と私の9月1日の電話に話を戻す。M氏に私は、脅迫者に携帯電話の番号を教えたことの抗議をした。するとこのM氏は私に「フェラーリのことをバラしたのはあなたか」と聞いた。私は「最初に拡散したのはトルコ人だ。おそらくギュレン派だ」と言った。そこから和田氏の暴露した音声へと続く。

私は、一連の在日クルド人問題で、Xやメールでトルコ人100人以上から、記事の感想や、情報提供の申し出を受けた。トルコで関心のあるPKK問題とクルド人の犯罪問題を取り上げたためだろう。その中の一人が、M氏のフェラーリのことを私に連絡し、最初に拡散した。そこからM氏は大変な批判をされた。この人はXのアカウントをすでに削除している。私は情報提供の申し出を受け、この人と4回ほどXのDMとメールでやり取りしたが、会ったことはない。この人は、私にギュレン派と明確に示さなかったが、推測した理由はいくつかある。その理由はその人の身の安全を守る情報源の守秘義務のため、ここでは公開しない。この人はすでに日本にいないと言っていた。在日クルド人たちの犯罪行為について「トルコの名誉を汚す」と怒っていた。

クルド人は陰謀論好きだ。M氏は秘密組織FETOと石井がつながっていると、大騒ぎをした。そこで私は和田氏の投稿にあるように、「何言ってんだ、訳のわかんないことを」と発言した。

会話の中で、ギュレン派の人たちを私は「いい人だよ」「トルコ大使館も知っている」と言った。これは全く別の話だ。M氏との会話は、脅迫者に協力したことの抗議であるために怒鳴り合い状態で、詳細をM氏に説明しなかった。私は2010年ごろ、トルコ政府系のモスク、東京ジャーミイ(渋谷区)の見学会に参加した。その際に、聡明で感じの良いトルコ人の青年たちに案内してもらった。これは最近知ったのだが、当時ギュレン派が東京の大使館とトルコ文化協会に多くいた。ギュレン派はインテリ層が多い。今は全員解雇されたようだ。その印象を語ったものだ。

私はギュレン派と明確に宣言したトルコ人とこれまで会った事はないし、私はトルコ政府関係者とはその見学会と15年前の大使館のイベントで会っただけだ。100通のトルコからの情報提供メールの中には政府関係者らしい人はいた。

これが和田氏の「証拠」の中身だ。どう考えても大した話ではないし、どこが私がスパイであることを証明するものなのか。本気で唱えているなら、和田氏は頭がおかしいだろう。

和田氏は、警察や公安調査庁に、この情報を提供していると繰り返す。和田氏のためを思っていうが、客観的に言って、このような中身の情報で私をスパイ呼ばわりしても、プロの捜査官は困惑し、和田氏を馬鹿にするだけではないだろうか。

クルド人問題を和田氏は矮小化

そして和田議員は、埼玉県民を中傷している。彼は、埼玉県で外国人犯罪は減っている、クルド人のトラブルが「急激に拡大されているように突出化させる人がいる」という。つまり私を批判しクルド人問題を矮小化しようとしている。この認識は間違っている。そして、私に協力し、その報道に協力と支持をくれる、在日クルド人問題の被害者である埼玉県民を中傷している。

(写真6)和田議員の11月11日の投稿

私はクルド人問題で、日本人を批判した事は、今回と前回の和田氏以外にはない。そして和田氏が示しているのは刑事事件の件数だ。

私の一連の報道を読めばわかるように、埼玉県警がこれまで、外国人犯罪を事件化しないこと、また犯罪に至らないクルド人の騒音やたむろなどの迷惑行為が問題になっている。そして警察の受理の状況でを示す川口市の犯罪認知件数は9月末時点で、前年同期比で約2割増と急増している。この増加は異様だ。

そして住民が揃って指摘しているように、迷惑行為は、外国人の中で、クルド人が突出している。

(写真8)川口市の刑法犯認知件数

川口市で、和田議員が現地を視察しているとの情報も、地元政治家と連携している情報も、私は聞いていない。おそらく和田議員は、現地を知らず、住民や地元政治家との交流もなく、思い込みで「自分はやっている」と騒いでいるのだろう。埼玉県民が和田氏を評価する発言を、私は見たことも聞いたこともない。

政治と外国人の怪しい関係

彼のクルド人べったりの行動と1ヶ月続くネット炎上は、彼本人は知らないようだが、自民党内で、批判的に話題になり、気味悪がられているという。彼は外部の政党出身で、選挙区もない、あまり力のない政治家だ。この騒動で、さらに力は低下している。

ある政治記者によると「和田が引っ掻き回したことで外国人問題は「火中の栗」になった、触らない方がいい」と、自民党の有力議員が話していた」そうだ。和田氏はクルド人問題で、解決を遅らせ、存在と行動が迷惑になっている。和田氏の属した日本クルド友好議員連盟は解散したとの情報がある。

和田議員は保守や愛国を売り物にしていた。ところが口と行動が全く違う。外国人のクルド人と協力し、日本人の私を攻撃している。私はこの問題にボランティアで向き合い、クルド人に脅迫される被害を受けている。私は彼に協力の意向を示したのに、なぜ敵視するのか不明だ。

しかし日本人は賢明だ。和田議員について、この騒動で「化けの皮が剥がれた」と多くの人が認識している。彼への社会の評価は連日、国民の批判で炎上を続ける彼のXの投稿を見ればわかるだろう。

現在開会中の通常国会では移民・難民問題について大きく取り上げる人はいない。埼玉県で深刻になっている外国人問題・クルド人問題に、政治の関心がない状況に唖然とする。新しくできた日本保守党以外、その危機感を示していない。それどころか、和田議員のように、クルド人と協力して、日本人である私や埼玉県民を中傷する異様な政治家もいる。このままでは外国人と治安の問題が、欧米のように日本で深刻になることは明らかだ。日本は大丈夫なのか。日本の政治家と行政機関は、なぜここまで愚かなのだろうか。

和田議員の行動は、側から見ると滑稽であり、私から見ると人権侵害行為であるが、日本の政治の異様さを示す「道化」としての意味だけはあったのかもしれない。

石井孝明
経済記者 with ENERGY運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com

3 件のコメント

  1. Tonyクラモチ より:

    おつかれさまです。
    行政、マスコミ、警察を信頼できない今、石井さんの発信はとても重要です。
    本当の日本民族が団結していかないと、国が亡くなる危機だと感じます。
    石井さんは、護衛をつけて行動してないと思うので、無理はしないでください。

  2. mm より:

    「クルド人は難民ではない」とトルコ大使も法律を守っているクルド人も言っているのに、テロ組織メンバーを準難民として保護しようだなんて、一体和田議員は何を考えているのか…。
    トルコはテロ組織と対立しているので、テロ組織を保護なんてしたら、トルコと日本の関係が悪くなってしまいます。
    和田議員はどう責任を取るつもりなのでしょうか。
    議員の中に、本当の意味でクルド人テロ組織の問題を取り上げてくれる人はいないのでしょうか…。

  3. 楠木正成 より:

    石井さんがスパイで有る事を証明できなければ和田さんの言動は信用毀損罪、名誉毀損罪、侮辱罪、威力業務妨害罪に当たると思うけど?和田さんどうするのかね?仮に石井さんがスパイなら国際問題に発展するけど其の時に和田さんが相手国にどんな対応をするか見物ですな笑笑

コメントを残す

YouTube

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

最近のコメント

過去の記事