日本人の善意を利用して騙す、自称「難民」たち

石井孝明
ジャーナリスト

(写真1)ウクライナ難民。「本物」の難民と、「偽物」の難民を、日本人は混同していないか。騙されていないか(iStock)

改正入管法、偽装難民は追い返せる制度に

入国管理法の改正審議が進んでいる。まだ不十分な点はあるが、私はこれに賛成する。

改正の重要点の一つは、「犯罪を起こすと難民申請ができなくなり、また審査の回数が制限され(現時点案では2回)、繰り返し難民申請をしてその期間日本に在留をすることはできなくなる」ことだ。

外国人犯罪者が突如、政治難民と申請して審査の間、日本に滞在し続ける。観光ビザで日本に来日し、その期間中に政治難民と申請して滞在し続ける。こんな法の隙間をついた行為が現在多発している。そうした不法滞在が減るだろう。

日本における難民そして入管、移民に関係する法律を調べると、日本はこれまで他国に比べて甘すぎた。悪用する難民を減らせる今回の制度改正を反対する人たちがいる。理解に苦しむ。そしてこれは、今、埼玉の人々が困っていて、違法に集住し、違法行為を行う素行の悪いクルド人を国に追い返す手段として使える法律にもなる。

石井記者、中東1000年の争いに巻き込まれる

私は、メディアがほとんど伝えない、外国人と埼玉県南部の住民とのトラブルを取材して報道した。また記事を英訳した。私に外国人、民族集団を差別、攻撃する意図はない。埼玉県民の苦しみの事実を訴えた。特に、問題行為を起こしている素行の悪いクルド人に言及した。ただ英訳は、クルド人によるトラブルを強調しすぎたこと、また反響が大きすぎたため非公開とした。ここでクルド人の多くは、トルコのパスポート、観光ビザで来日する。そしてその間に、トルコに政治迫害されるとして難民申請をする。却下されてもそれを繰り返す。そして経済活動をする。政治難民との自称は大半が嘘と思われる。トルコ政府は、クルド人弾圧政策はしていない。

埼玉県南部で外国人と住民のトラブル深刻化

外国人トラブル、埼玉県川口市の現状(上)暴走運転による住民の危険

外国人トラブル、埼玉県川口市の現状(下)日本人の優しさが利用される

興味深かったのは、Twitterとメールで、トルコから50件以上、ドイツ人、スウェーデン人から、1件ずつ反響があった。「あなたに賛成する」「クルド人に気をつけろ」というものだった。最近は翻訳ソフトが発達したおかげでトルコ語でも大意ははわかる。ただ、私はクルド人を民族として、差別、攻撃していないので、そのように受け止められるのは困った。

クルド人を批判するトルコ人は、保守派、ナショナリストが多かったようだ。興味深いことにTwitterのプロフィールで、トルコ国旗、建国の父ケマル・アタチュルク、現政権の保守派エルドアン大統領の写真を掲げる人が多かった。日の丸や安倍晋三元首相の写真をそこに掲げる日本の保守派と感性が似ている。

現在、トルコはクルド人のテロ組織と戦闘状態にある。4月30日には、トルコ政府はクルド人を中心にテロ協力者110人を一斉検挙した。そして国政選挙、大統領選挙の最中だ。トルコはテロとの戦いに、かなり熱くなっている。

また欧州各国で、クルド人の移民集団が問題を起こしている。昨年12月にはフランスのパリでクルド人による暴動が発生した。フランスの極右のクルド文化センターへの放火で3人のクルド人が殺されたことが発端だ。その死を哀悼するが、関係のないパリ市民には迷惑な話だ。(フランス国営テレビ映像)

私は他国からの感想に感謝を述べつつ、日本はクルド人の歴史と関係はないし、私にクルド人を、民族として攻撃する、差別する意図はないと説明した。私は中東のクルド人をめぐる1000年の争いに巻き込まれてしまった。

私の例でも分かるように、「難民問題に触る」ということは、その難民に関係する「他国の政治騒乱を引き受ける」ということだ。軽い気持ちで関わるべきではないと理解した。難民問題できれいごとを言う人は、その行為の重さを分かっているのだろうか。下手をすれば、日本でパリのような騒乱が発生してしまうかもしれないのだ。

石井記者、いきなりクルド人に罵倒される

クルド人は、日本のメディアや、中東専門家と自称する間抜けな人たちが言う「国のないかわいそうな人たち」ではない。「血塗られた歴史を持つ怖い人たち」だ。

前述の記事で、「クルド人は日本の歴史の中で、中東から、イスラムからの珍しい移民集団だ。そして他の民族集団と違う。日本に同化せず、警察など公権力には集団で集まって騒ぐなど対抗意識を燃やし、そして閉鎖的で仲間意識が強く、日本人のことを考えず攻撃的だ」と印象を述べた。

その印象を強める経験をした。クルド人4人、国籍不明のクルド人協調者1人が、私を批判してきた。

イルファン・アクタンというトルコのジャーナリストが、いきなり英語で、私を「人種差別主義者」「ファシスト」と批判した。大変失礼な行為だ。私の前述の記事は人種差別ともファシズムとも関係ないと一読すればわかる。これにトルコ人が何人も、石井氏に失礼だと批判した。

私はアクタン氏に「人を中傷するのはやめて、発言を取り消しなさい。クルド人としての誇りがあるなら、ジャーナリストとして文章の力があるなら、同胞に彼らを親切に受け入れた埼玉の日本人たちへの迷惑行為をやめるように言いなさい」と返事をした。

するとこの人はこのように述べた。

「権利が与えられていない小さなコミュニティに「宿題」を割り当てることはできません。まず、それらの人々に人間の尊厳に値する権利を与え、次に彼らに責任を期待します。ヨーロッパの統合政策からいくつかの教訓を学びましょう」

(写真2)クルド人ジャーナリストとのやりとり

つまり、マイノリティに責任を与えるな、受け入れ国には大失敗であり難民・移民に大成功となったEUの外国人政策を日本は採用せよと、傲慢なことを言っている。私はこの発想に呆れ、不毛な対話をやめた。彼にクルド人を受け入れた優しく寛容な日本人と埼玉県民への感謝はなかった。

変なクルド人を支える、変な日本人ネットワーク

この人を調べると、いろんな血の混じるクルド人で、左派的な政治立場に立ち、クルド人の権利拡大を主張し、トルコ人保守派に批判されている。ジャーナリストというより、政治活動家だった。日本のメディアによくいるタイプだ。(追伸・7月17日)なお、このイルファン・アクタン氏はテロ組織PKK関係者として、トルコ治安当局に逮捕され、実刑を受けた過去がある。(日本法務省資料、米国国務省文書の翻訳より)

この人は、変な利用で話題の科研費を使って来日しているようだ。日本の悪口をたっぷり述べる報告をしていた。日本人は、反日活動をしている外国人に金を出して、頭がおかしいのではないか。(科研費基盤研究(A)イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に対する応用・実践的研究サイト)彼は日本の埼玉県南部に滞在し、クルド人たちの調査を昨年行った。埼玉で日本人がクルド人に受けている迷惑という目の前の事実を取材できなかったのか。もしくは聞いても何にも感じないのか。いずれにしても、変な自己中心的な人だ。また広島市立大、上智大などの研究者などとシンポジウムを行った。そして国際関係で変な話ばかりをする朝日新聞の副島英樹記者が記事にしている。(追伸7月17日)上記サイトに、イルファン・アクタン氏との関係に説明を求めたが、返事はなかった。日本のイスラム学会は、テロ関係者を支援しているのか。

アクタン氏は、朝鮮総連傘下の朝鮮学校を訪問し、「日本はクルド人を差別している」「クルド人と朝鮮人は同じ」と述べたと、総連の機関紙である朝鮮新報が報じた。朝鮮学校生徒は、「新たな同志」と呼んだという。朝鮮総連はテロ支援機関だ。呆れた。(朝鮮新報「新たな「同志」との出会い/クルド人ら広島初中高生徒と交流」)

日本の中東・イスラム研究者はイスラムを過度に理想化する傾向があるとされる。そうした人らが日本を敵視する朝日新聞、朝鮮総連、クルド人と繋がっている。こんなおかしな発想をするクルド人活動家を讃える。とても不気味だ。日本の自称中東の専門家、学者たちは、誰一人として、クルド人の問題で困っている埼玉県民、日本人を助けない。彼らの学識(?)は社会の役に立っているのだろうか。

政治活動の自由を満喫する「政治難民」?

アクタン氏の異様な発想は、別のクルド人にも見られた。日本在住のクルド人2人からも英文メールが来た。前述の記事でのクルド人による日本人への迷惑行為を、「我々は日本政府と、川口市と、日本の警察に協力している」「小さな問題だ」と書いてきた。

私は「小さな問題ではない」「具体的に何をやったのか」と返事をした。クルド人が、迷惑行為の改善策、行政への協力を何もしていないことは、現地を見て私は知っていた。堂々と記者である私に嘘を書いてきた。返事はなかった。

「金をもらっているのか」とTwitterで、私に日本語による侮辱を書いてきたアカウントがあった。埼玉県民の迷惑を世の中に知らせるために、私は記事を書いたのだ。この人物は、Twitterのプロフィールをトルコ語で記し、居場所は日本と書いてあった。職業は示していなかったが、クルド系政党への支持を書いていた。クルド人なのだろう。

先週日曜日までトルコでは国会議員選挙の在外投票が行われていた。その日曜日、この人物はTwitterで「仲間が集まり、日本から終わらせます」と、クルド系政党の候補、左派連合の大統領候補にTwitterで呼びかけていた。これは投票したことを示している可能性が高いだろう。

クルド人は2015年のトルコの選挙で、渋谷のトルコ大使館での在外投票で、トルコ人と乱闘騒ぎを起こした。実は日本では伝えられていないが、ドイツとフランスでも、15年、18年と、同じことが起きていた。日本では、クルド人がトルコ人に、クルド系テロ組織PKKの旗をかざし、挑発したという。私は日本で現地にいたトルコ人から聞いた。独仏でもそうだった。クルド人の政治組織の命令で、世界で紛争を起こし、選挙妨害をした可能性が高い。今回はクルド人は、左派連合に加担し、選挙に協力的だ。それと対立するエルドアン政権は、クルド人武装勢力とのテロとの戦いに熱心だ。

クルド人が「政治難民」なのに投票に行く。この写真に写った3人は、入管法反対で記者会見を行っていたクルド人であると、ある川口市民が教えてくれた。「助けてください」と主張していた。(写真のマークの人物3人)

「投票権がある政治難民」など聞いたことがない。つまり日本政府に嘘をついて、難民申請をしている可能性が高い。(この件については、トルコの在外投票制度と、彼らの権利が不明で、実際に投票をしているかどうかは分からないが、亡命者がトルコの政治に関心があり参加しようとしているのは不思議だ。)

出入国在留管理庁にこの写真を届けたら、難民認定審査の有力な材料になるだろう。彼らの行動は間抜けだ。しかし他人の人生を潰すのは気の毒なので顔は隠しておく。

(写真3)政治活動の自由を謳歌する、クルド人の「政治難民」? なんだそれは
(写真4)投票に行ったと思われるクルド「政治難民」(写真のマークをつけた人)、埼玉新聞サイトより、川口市民提供。顔が見えずらいのと公開記事なので、写真はそのままとする。

テロリスト支援者が日本にいる不気味

不気味なことがある。写真2に私が示したツイートは、SNSでクルド人が掲げていた写真だ。2016年の日本でのクルド人の新年の祭り「ネロウズ」のようだ。中心の写真は、クルド人のテロ組織PKK指導者オジャランだ。トルコ政府によりテロ、殺人の名目で無期懲役で服役中だ。(公安調査庁国際テロ組織要覧「クルド労働者党(PKK)」)

私に「ネトウヨ」といきなり侮辱をしてきた、「クルド人の味方の日本人」とする日本語アカウントがあった。本当に日本人かどうかは分からない。この人のアイコンを見ると、YPGの旗を掲げていた。これはPKKの分派のテロ組織だ。

(写真5)テロ集団YPGの旗を掲げる、「クルド人を支援する日本人」と自称する人

つまり、国際テロ組織に共感を示す人たちが日本のクルド人とその周辺にいる。政治難民としても、そんな人たちに、日本にいてもらっては困る。私たちの日本にテロと政治騒乱を持ち込むな、と思う

「共生」を望まない外国人を助ける必要なし

私とクルド人たちのやりとりは、このように、奇妙で不気味なものだった。彼らの誰一人として、日本人への感謝、日本人への協力、クルド人による迷惑行為の反省、同胞への是正の呼びかけをする人はいなかった。そして平気で嘘をついた。

つまり、クルド人側に日本人と「共生」の意思がない。日本人に要求するだけだ。

このようなことを書くと、「外国人難民、クルド難民全部が悪い人ではない」と反応があるだろう。それは当たり前だ。私は、日本に住む外国人、本当の難民を批判はしない。法律を守らない、嘘をつく、また迷惑行為をする外国人を排除したいだけである。

「難民を助けろ」ときれいごとを主張するならば、今すぐ、埼玉県で「自称難民」によって、住民が困っている迷惑行為をやめさせていただきたい。

おそらく上記の入管法が改正されても、日本政府のことだから、いきなり全部の難民を追い出す乱暴なことはしない。ただし、ゆっくりと、違法に滞在したり、ズルをする難民を、日本から追い出してほしい。

私に絡んできたような、埼玉県で迷惑行為をするような、日本人との共生を考えない自分勝手な自称「難民」に、日本にいてほしいと思う日本人も、日本に住む善良な外国人もいないはずだ。

石井孝明

経済記者 with ENERGY運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com

4 件のコメント

  1. カッチャ より:

    郷に入っては郷に従う事をせず、日本の法を守る事もせずただただ自分たちのしたいようにする外国人は日本にいて欲しくない。
    日本の法と慣習を尊重する外国人でなければ日本にいる必要はないと思ってます。

  2. トル子 より:

    蕨や川口のクルド人のほとんどは、先発クルド人を頼って来日した、地方出身の出稼ぎ労働者です。
    彼らとトルコ語で直接話し、そう判断しました。

    クルド人の悲劇云々を使って難民申請をすればいいと、誰かに指南されているようです。
    彼らと話すと、教育レベルが高くないことがすぐに分かりますので。
    彼らの家族は、トルコで平穏無事に暮らしていますよ。

  3. mii より:

    子の学校にもクルドの子達がいます、知人の中にはトルコへ帰った子もいます。行き来できるのがわかりきりってる以上自分達は苦労していて自由もないというのは少し違うのでは?と思ってます。

  4. kids より:

    埼玉県民としては、同じ県内にこれだけ誠意の無いクルド人がいる事は恐怖を感じます。

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